『モーメント -永遠の一瞬-』49話のあらすじ・感想です。
ネタバレ含みますのでご注意ください。
あらすじ
エカテリーナは、雪に言われたことを思い出しながら
何か考えている様子。
雪は、グラチョワ先生から細かい指導を受ける。
フィギュアというものについて丁寧に説明を受けているところ、
エカテリーナ乱入!
嫉妬まるだしで雪に食いかかります。
エカテリーナは土足でリンクに入って雪を押し倒し、
泣きながら先生に「私を見捨てないで」と訴えます。
しかし、グラチョワ先生はエカテリーナを強くするために
わざと冷たく当たっているような、
そんな発言をしています。
雪が部屋に帰ると、エカテリーナが部屋を片付けている。
「雪と同じ部屋にいたくないから出て行く」とのこと。
でも、雪は
「ライバルが近くにいる方が良い」と言って引き止めます。
自分で自分がよくわからない・・・
雪はそんなことを考えつつ。
次回。
感想
日本ではフィギュアはポピュラーな競技で、
私もたまに見ることはありますが、
『モーメント』を読んでいると知らないことだらけ。
選手はこんな風に考えながら練習しているんだな〜と。
ある意味裏側を知れるというか…それだけでもこの漫画を読む価値はあります。
もちろん、真実だけではないでしょうが。
フィギュアを観るとき、
「アート」を見ているという感覚ではなく、むしろ
「こけないかな?大丈夫かな?」という気持ちの方が大きくて。
実は、全然そういう競技ではないんだなあと・・・
テレビを見ていると、
フィギュアと言えば何回転がどうのという話題が主なので、
観る方もそれだけに集中してしまう気がする。
グラチョワ先生、実はエカテリーナの成長を
ものすごく願っているようです。
エカテリーナのように、
才能があってすでに技術も持っている場合、
先生に依存せずに
自分の力でしっかり立って競技に望むほうが伸びるのかな。
すでに先生から直接教わるようなことは習得済みなのかもしれません。
逆に、雪はグラチョワ先生から
「フィギュアとは何たるか?」を教わることによって、
どんどん覚醒していっている段階。
今回、グラチョワ先生から「永遠の一瞬」について説明があったものの、
雪はまだ完全には理解できていない様子です。
つまり、まだその「永遠の一瞬」を経験していない、表現できていない。
雪がそれを実現できたとき、
さらに家族に関するモヤモヤが晴れたときに、
この物語は終わるのかなあと思います。
しかし
一体それはいつになるやら、、、
すでに9巻出ております。
今後の展開も楽しみです。