『乙女椿は笑わない』/高梨みつば 3話 (ココハナ2月号) あらすじ・感想です。
ネタバレ注意。
ざっくりあらすじ
椿は、自分を認めてくれる発言をした斗真のことを思い出してついついときめいてしまいます。
(かわいい)
しかし、バイトの子や父親からの情報で、
「斗真が何らかの意図をもって椿を訪ねてきた」ということに気づきました。
斗真は家にて百合子(椿の実母)と椿について話しますが、
どうやら百合子は何か深い事情があって、夫と幼い椿を置いて出て行ったらしいです。
そんな中、椿の父が突然「今日は居酒屋を休む」と言ったので、
椿が心配して仕事終わりに店に行くと、そこには斗真の姿が。
そこで、斗真を不審に思っていた椿は「どうして自分に近づいてきたのか」というようなことを
問い詰めます。
斗真は本当のことを言おうと決め、
自分が椿の母の養子であり、
母に頼まれて椿の様子を見に来たことを明かします。
母に関する人物だったことを聞いて取り乱す椿。
しかしとにかく父の様子を見ようと店に入ると、
父が部屋で倒れていました。
病院にて、作中では正確な病名は明かされていませんが、
もう治らない病気で、おそらく先は長くない様子。
斗真は、百合子さんを佐助さん(椿父)に会わせたいと言いますが、
椿は断固拒否。
次回。
感想
まだ3話なのに、ストーリーが激動しています。
葛城家がかなりの富豪であることはわかりますが、
椿の実母はそこのお嬢様だったということですよね・・・。
で、プロレスラーの佐助と結婚したものの、
家の跡を継がなくてはならないから、
出て行ったのでしょうか。
椿が葛城家の娘(しかも血が繋がっている)ということが判明すれば、
葛城家の跡取り・・・ということになるから、
椿母が言っていた
「バレたら椿の人生が変わってしまう」
というのはそういうことかな、と・・・。
しかも、どうやらオヤジは間もなく死ぬっぽい。
親がいなくなって、
実は大金持ちの子供で、人生が激変して
・・・って、あれ?
メイちゃんの執事展開?
いやいや。
ないですね。
椿が豪邸で過ごす姿は別に見たくないですし、
ココハナの読者層は、きっと現実的な話に共感する人が多いでしょうから、
きっと椿は堅実に文房具を売り続けてくれると信じていますけども。
わたし的には、椿のお父さん好きだったので、
死んでしまうのはさみしい・・・。
2話まではめちゃくちゃポーカーフェイスだった椿ですが、
唯一の肉親である父が倒れ、
斗真が母の養子であることがわかり、
驚きや戸惑いやら色々な表情を見せていました。
高梨先生の作風を知らないので、
一体今後どういう展開になるのかわからないのですが、
だからこそワクワクします。
ココハナは毎月発売しているものの、
隔月連載も多いのが残念なのですが、
この『乙女椿は笑わない』は毎月載せてくれるので、うれしい。
来月も楽しみです。