『モーメント 永遠の一瞬』/槇村さとる 52話 (ココハナ4月号) ネタバレあらすじ・感想です。
これまた、思わぬところに火種が・・・。
雪ちゃん、なかなか平和に暮らせそうにもありません。
ざっくりあらすじ
前回、転ぶ____!?かと思われたエカテリーナでしたが、(というか私は完全にコケたと思ってたのですが、バランスを崩しただけ?)
その後すぐに立て直し、圧巻の演技を見せつけます。
ショートとフリーの合計が雪と同点だったので、
よりフリーの点数が高かった雪が優勝となりました。
エカテリーナはグラチョワの元を離れることを決意します。
「北原雪に本当に意味で勝ちたいから」という理由で。
一方、雪はオリガさんについて寮生から衝撃の事実を聞かされます。
なんと、オリガさんはグラチョワ先生の実の娘・・・!
大会前に、雪とエカテリーナにウソを吹き込むような嫌がらせをしていたのは、
どうやらお母さんであるグラチョワが才能のある2人に入れ込んでいて、自分に全く興味がないことへの恨みからくる行動だったようです。
オリガに押されて階段から落ちそうになっていたエカテリーナを雪が助けたところで、次回。
感想
もう、衝撃ですよ。
まさかのオリガさん、敵!?っていう・・・。
これは大変難しい問題です。
オリガは確かにとてもかわいそうです。
実の母親からの愛情を全く受け取れないのですから。
しかし、グラチョワがもし「普通のお母さん」だったら、エカテリーナや雪のような素晴らしい選手を育て上げる指導者にはなれていなかったでしょう・・・。
雪はグラチョワのことを「ママのかわり」というほど信頼しているのですが、
その関係性はオリガが犠牲になることで成り立っている。
グラチョワは「最高の指導者」であり「最低の母親」ということですね・・・
エカテリーナに関しては、やっと雪とのギクシャクした雰囲気がなくなってよかったです。
それまではずっと嫌〜な空気が流れていましたが、試合を経てお互いを認め合うというところがアスリートっぽくて2人ともかっこいい。
ちなみに、エカテリーナと雪が部屋で話しているところ、雪のヘアスタイルがコロコロ変わっていました。前髪があったりオールバックになっていたり。
さて、オリガという共通の敵(いや、敵というわけじゃないんですが・・・)ができたので、雪とエカテリーナの仲はもうきっと大丈夫でしょう。
今回、階段から落ちてくるエカテリーナを雪が必死で受け止めてくれたこともあるし。
オリガさんと和解っていうのは無理なんじゃないですかね。(アッサリ)
雪とエカテリーナには才能があって、オリガにはないという事実は変わることはないのですから。
「スケートの才能のある人にしか興味がない」って、まあそういう人もいるだろうなとは思いますが、
じゃあ子供なんてつくるなよって話です。
ただ、今回オリガの気持ちはわかったけど、グラチョワは内心どう思っているかはわからないですから。
でもこれ雪が解決できる問題じゃないですよね。
雪も親との関係に長いこと悩んでいるわけですが、
はっきり言ってオリガに比べたら甘っちょろい苦悩な気がします。
さて、次回からどうなることやら・・・。
エカテリーナが引っ越して登場しなくなるのはちょっとさみしいです。
10巻出てます。
←51話 53話→