『『未』成熟』/Maria 21話 (クッキー7月号) ネタバレあらすじ・感想です。
ざっくりあらすじ
引き続き、百合、伸人、道男(千暁父)、叶実(千暁母)の過去のお話。
伸人がず〜っと叶実にアプローチし続けたこと(意外と一途なやつだ)、それでも振り向いてはもらえなかったこと。
また、百合もず〜っと伸人のことが好きだったけれども報われなかったこと。
叶実と道男はその後結婚しますが、叶実は乳がんで亡くなりました。
落ち込む伸人に、百合は「自分のことを叶実さんだと思って、好きにしていいよ」とすり寄り、ようやく結ばれます(体だけ)。
子供ができたので百合と伸人は結婚しますが、大倭誕生後、伸人は「やっぱり無理」と言って離婚届を置いて失踪。
大倭をベビーカーに乗せ、ベンチに座る百合。
そこに千暁が父とともに現れ、百合と道男が出会います。
なんと百合もそのとき乳がんを患っていました。
亡き妻と同じ病で苦しみながら、一人で子育てをする百合に惹かれた道男。
ということで結婚まで至ったようです。
それでも伸人への恋心が変わることのない百合は、復縁を迫りますが、やはり叶わず。
百合は「全部叶実のせいだ」と思い込み、千暁のことは「叶実さんの血を引いているというだけでゴミ」だそうです。
(なんじゃそら)
話し合い?が終わり、千暁が外に出ると快くんが待っていてくれました。
次回に続く。
感想
百合の千暁に対する感情は完全なる逆恨みなので、全く共感はできませんが。
でも、
百合が伸人以外に愛せる相手がいなかったのが、ある意味かわいそうだなとは思います。
伸人も同様に。叶実以上に惹かれる女性には残念ながら出会えなかったということですね。
まあ、叶実に惚れ込んでいるのだから、タイプが違いすぎる百合には全く気持ちがいかないのは必然でしょう。
百合が千暁のおばあちゃんにネチっと言われてイラつくシーンは、百合に同情できる部分は多少あると思いました。
「千暁の母親になりきれてないんじゃない?」
とか言われても、そりゃそーだろと思うし、継母になつかないのは百合でなくともあり得る話だし、
外出時の服装のことを姑から言われるのも気分悪いし。
連載当初からわかってはいましたが、やはり百合は心の病にかかっているんだなあと。
道男は道男で、最愛の妻を亡くしてさみしくて仕方がなかったんでしょう。
百合は異常すぎる女ですが、
「道男さんにはすごく感謝してる」という一言が聞けただけで満足です。
とんでもない化け物女でも、人の心が残っていたんだなと安心しました。
これだと、やっぱり道男は百合のことを見放すことはできないんじゃないかな・・・。
離婚はしなさそう。
最初に百合に惹かれた理由も、かなり複雑ですが、分かるような気がするような気もしないようなするような・・・ですし。
つーか、みーくん、面食いだな。
前までは「嫁よりも実娘のこと考えろや!」と道男に怒りを感じていましたが、
千暁には快くん及びたくさん支えてくれる人がいて、まだまだ将来もある。夢も持てる。
でも、百合にはもう何もない・・・
(自業自得ですけどね・・・・)
また、大倭にとってはたった一人の母親であるわけです。
だったら、道男がこれからも百合と大倭を支え続けて、千暁は千暁の世界で生きていくしかないのかな、と思います。
そんな感じで色々解決した気がするのですが、
これからどうなるのでしょう?
まだまだ続くのかな?
5巻出てます。
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