『はじめてのひと』/谷川史子 23話 (ココハナ9月号) ネタバレあらすじ・感想です。
感動した、泣いた。
本当に良い作品です、これ。
ざっくりあらすじ
花房がサウジアラビアに転勤した半年後の時点から始まります。
花房から「サウジに行くことになった」とあらかじめ報告メールが来ていたので、北別府さんはそれを知っていました。
以前二人が一緒に出ようと言っていたマラソン大会当日。
北別府さんは一人で参加します。(ストイックなトレーニングで腹筋まで割れてるらしい)
そして見事100位以内にランクイン!
花房との約束が果たせた達成感を覚えると同時に、もう接点がない・・・とちょっと切ない気持ちにもなっているところに、
なんと花房が息を切らせて登場!!!
ついに「北別府さんが好きです」と告白します。
自分の気持ちを一生懸命詳しく話す花房。
ここが一番素晴らしいのですが、まとめようがないので気になる方は是非本誌をチェックしてください。
晴れて二人は両思いになりました!
今回で終わりではなく、まだ花房と北別府さんのエピソードは続くみたいです。
感想
もう、本当に、
「北別府さんよかったね〜〜!」という言葉に尽きます。
親友の志津香と同じように、読者の私も北別府さんが幸せになってくれることを心から願っていました。
花房が恵麻と別れ、サウジに行って半年間。
この年月は必要なものだったんだと感じます。
花房も北別府さんも、離れていても相手のことを思う気持ちは変わらなかった。
で、花房が今回告白したとき、
自分で「今 わかりました」と言っていました。
これは本音なんだと思います。
たぶん花房の北別府さんへの気持ちは、今までの恋愛とは違ったから気づかなかったんだろうな、と。
だから、本当にこのときまで北別府さんへの思いが何なのか、自分でもわからなかったのでしょう。
良い商社に勤めてるから、きっと昔から勉強もできて、
ランニングが趣味なくらいだから運動もできて。
昔からそこそこモテて、なんとなく流されて恋愛してきたんじゃないかな。
恵麻との付き合いのように。
「自分の人生からいなくなったらさみしい」
「一緒にいるとよりいい人間になれる気がする」
これだけで十分ですよね。共に生きていく理由として。
それに花房の言う通り、北別府さんは超かわいいし。
もう、花房の暖かさが、優しい体温が伝わってくるような素晴らしい描写でした。
いつも車で本屋行って駐車場で読むんですけども、車内でウルウルしてしまいました。
もう少し余韻に浸りたいので、次回も花房と北別府さんが見られそうなのは嬉しいです。
ずーっと応援してくれてた志津香もものすごく喜んでくれるだろうなあ。
わたし的には、恵麻のその後も若干気になったりするんですけど、まあ無いでしょうね・・・
4巻出てます。
すでに購入しました!花房と北別府さんの出会いが読めますよ。
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