『ハコイリのムスメ』/池谷理香子 27話 (クッキー11月号) ネタバレあらすじ・感想です。
ざっくりあらすじ
珠子は、いとこの敬一郎の彼女・美子のことで悶々としっぱなし。
結局、その後敬一郎と美子は別れてしまいました。
まず美子の弟が敬一郎に「姉が結婚したがっている」という話をしに来て、
敬一郎が本人から話を聞こうと美子と会ってみると、美子は1時間だんまり・・・
で、
「結婚したくない女なんているわけない」
「いい大人なら責任とってくれてもいいと思う」
と暗〜〜い顔してつぶやかれ、けいちゃんはもう無理だと思って、別れたと。
しかしおそろしいことに、別れた後も、美子から敬一郎にラインが毎日送られてくるのです・・・
しかも、時々は珠子にまで。
心配になった珠子は、美子が働く八百屋に様子を見に行ってみました。
休憩中、やっぱり辛そうな美子。
後日、珠子の協力で、美子は自分で敬一郎に
「結婚したい」という気持ちを大声で叫びました。
もちろんヨリ戻すことはなかったのですが、美子はちゃんと自分の口から想いを伝えることができて、スッキリ。
ちなみに前回紀之に謝りにきた大森ちゃんの保護者については、
大森のお姉ちゃんだと思ってた人は、大森の兄の嫁。つまり義姉。
男の人の方が大森の実の兄。
かつ、紀之の好きな作家。
この伏線は今後どのように働くのか、、
次回へ続く。
感想
珠子がいい子ぶっているのを紀之が見破って的確に指摘するところ、さすがですね。
紀之は珠子のこともを誰よりも熟知しています。
それに対して珠子が怒って泣くのは、ちょっとめんどくせーなと感じてしまいました。
でも珠子みたいな生き方もありだと思う。常にいい子にしてれば敵を作ることも少なくなるし。
それにしても、今回はわたし的に敬一郎の株が上がりました。
結婚したくない→彼女が実は結婚したがってると知る→ソッコー別れる!
のではなくて、ちゃんと相手と直接会って気持ちを聞こうとしていた。
大人だし思いやりあるし、いい男だと思います。
美子の「大人なら責任とってくれてもいいと思う」って発言、リアルすぎて痛いよ・・・
自分が勝手に悩んで病んで、なんで逆ギレ風、、
「責任とって結婚」って、現実にもよくあると思うんですけど、それは幸せなのだろうか・・・。
まあ紀之の言う通り、敬一郎と結婚したからって必ず幸せになれると決まっているわけではないし、
これで良かったと思う、
美子に関しては今回気持ちよく終わって良かったです。
紀之と作家に関しては今後どうなっていくんでしょうかねえ。
まあ紀之の就職なり、何かしら将来のことに影響するのでしょう。
8巻出てます。