2019年、私は転職活動をしていました。
「エンジニア志望」、「業界未経験」、ついでに「正社員未経験」、さらには「30代」という、
転職市場の中ではかなり残念な部類の応募者でした。
そんな厳しめの転職活動の中で、いろいろと笑える話があったので紹介したいと思います。
特に面接のコツとかを書くわけでもなく、転職の役に立つ記事ではないので、ご了承ください。
会社A:メールアドレスの打ち間違い
会社Aでは、まず転職サイトを通じて、電話番号とメールアドレス等の情報を入力して応募。
その後会社Aの本部からメールが来て、面接日が決まりました。
「面接の詳細(準備物等)については、担当地域の支部から、面接日の2〜3日前にメールで連絡する」と言われました。
しかし2日前になってもメールがないので、電話で問合せ。
確認してもらったところ、「メールアドレスを打ち間違えていました、すみません」とのこと・・・
手書きで紙にしたためたわけでもなく、普通にPCでフォームで入力してるんだから、コピペしないの?
入力されたアドレスを見ながら、キーボードで手打ちしたということなのでしょうか?だとしたら効率悪すぎでは?
そりゃあ、会社Aにとって、こういう作業はエンジニアではなく事務員の仕事だと思います。
しかし、仮にも会社名が〇〇エンジニアリングという名前がついているバリバリITの会社であるにもかかわらず、これはちょっと、どうかと思いました。
会社B:身体的なことを指摘される
会社Bの面接は、オンラインで行われました。
そして面接が始まり、面接官は開口一番
「身長大きそうだねえ!何センチ?まあ、体重は聞かないけどね(笑)(笑)」
面接官は、ウケたと勘違いしたのかガハガハ笑っていました。
全然笑えないし、何よりキモい。
ちなみにこの面接官は、中年のオヤジでした。
会社C:書類を見ればわかる理由で面接後に落とされる
上述の通り、私は「未経験」で「エンジニア」を志望していました。おまけに30代で、かなり難しい条件であることは承知の上での転職活動でした。
実際「未経験」なのだから、職務経歴書や志望動機にもハッキリ、むしろ強調して書くようにしていました。
「未経験で知識も技術もさっぱりですけどやる気だけあります、それでも良ければ雇ってください」というスタンスでないと、もし雇われた場合、認識違いがあるとお互いあとで不幸ですから。
そして会社Cでもいつものように「未経験」を強調した書類で、まずは書類審査合格。
面接に進み、家から片道3時間かかる支部で面接。いわゆる派遣風のところなので、面接というより登録作業で、4時間くらい費やしました。
また3時間かけて帰宅した2時間後くらいに本部から電話。
「未経験だとちょっと無理ですね・・・」
いや、書類で落とせよ。文字読めないの?馬鹿なの?
私の時間や交通費はもちろんのこと、面接を担当した社員の4時間も無駄。
さらに面接でご丁寧に渡された分厚めのパンフレットもクリアファイルも全部無駄。
世間知らずの私が、「会社というものはこんなに無駄が多いのか」と実感した出来事でした。
会社D:「お菓子」で釣ろうとする求人票
会社Dはエンジニアではなく、IT系のコールセンターを募集していました。
どの会社の求人票にも、「我が社の魅力」といった欄があります。
たいていの会社では、「有給消化率〜%」とか、「残業が少ない」などといった、労働環境の良さをアピールするものです。
ところが会社Dの場合、その欄に書かれていたのは
「デスクに常にお菓子が置いてあって、いつでも食べ放題です♪」
・・・
これを見て、「お菓子食べ放題なんだ!いいなあ!この会社入りたい!」と思って応募する人が果たしているのでしょうか?
また、この求人票を作った社員の他に、「この内容でOK」を出した上司もいるはず。
少なくとも2人以上「これでOK」という価値観を持っている社員がその職場にいるのです。
かなり不安を感じました。
ちなみに、会社Dはかなり有名な大手企業の子会社でした。
会社E:やたら「東京オリンピックを盛り上げよう」とアピールする
会社Eはエンジニアの募集ではなく、IT業界でもありませんでした。
他の皆さんもそうだと思いますが、志望する業種以外もとりあえず受けてみることってないですか?
そして書類審査は通り、面接に行ってみるとやたら「東京オリンピック」を押してくる。
そして、オリンピックに備えて大量に雇おうとしているようでした。
当然オリンピックによって忙しくなり、利益も上がる会社なので、そこを強調するのは当然かもしれません。
しかしこれは契約社員の募集です。
説明の際、
「契約満了の後、正社員になる場合もゴニョゴニョ」
と、最も重要なところでゴニョゴニョ言うところに不信感を覚えた。
オリンピック用に大量に雇って、その後どうするつもりなのでしょう?
五輪終了時はまだ契約社員なので、どうとでもできてしまうよな・・・と思いました。
なので、最初に説明を聞いて、面接をせずに帰ってしまいました。
そしてオリンピックが延期となった今、きっと大量に雇ったであろう契約社員は、どうなったのでしょうか・・・
おまけ:転職エージェントの担当にすっぽかされる
これは会社の面接ではなく転職エージェントの話。
「12/25の午後6時に電話面談」と言う約束だったので、携帯持って待っていたら、すっぽかされました。
忙しくて前の人が押して遅れることは何度もあったし、もし前の人が長引いて「今日は面談できなくなってしまいました」っていうことなら別に良いのです。
が、何も連絡なかったので、単に忘れていたのでしょう。
クリスマスということも相まって、なかなか切ない思いをしたものです。
多忙で頭ごちゃごちゃになるのはわかるが、普通、面談中に「次回はこの日で」って決まった時点で、
仕事用のスケジュールに書くなり入力するなりすると思うのですが・・・
まさか頭で覚えてスケジュール管理している訳でもあるまいし、謎でした。
まとめ:会社は結構テキトーだ
私はそれまで会社に入ったことがなく、どういうものかよく知りませんでした。
でも、なんとなく会社員って立派なんだろーなーとか思っていたものです。
それに、ずっと個人事業主としてやってきて、「営業も経理も実作業も全部自分なんて、大変だなあ。会社は分業しているのだから、きっと効率良いのだろう」と思い込んでいました。
が、そうでもないようです。
はっきり言って効率は全然良くない。しかも、結構みなさんテキトーです。
なので、新卒で就活中の人も、転職活動中の人も、会社に入ったあとはそんなに気張らなくても良いんじゃないかと思います。
上述の通り、アホな人もたくさんいるので。
私はこの転職活動後、晴れてエンジニア転職を果たしました。悪名高い(?)SESでもありません。
もし私と同じような難しい条件で、転職活動をがんばっている人がいたら、ぜひ諦めないでほしいです。
面接で聞かれたことについては、こちらの記事で書いてます。