『ハコイリのムスメ』38話(クッキー11月号)ネタバレあらすじ・感想です。
ついに最終回。さみしいです・・・。
ざっくりあらすじ
珠子が
「津川家に何かするなら家を出ていく」
「何もしないならずっとこの家にいる」
とお爺ちゃんに二択を迫ったところからの続きです。
当然ながら、お爺ちゃん大激怒!さらにはお母さんも激怒。
クマちゃんは何とか珠子の味方をしたいのですが、立場的にどうすることもできません。
そして、「津川家を脅す」だのなんだのと鼻息を荒くしていたお爺ちゃんでしたが、結局はおとがめなしで二人の婚約は白紙となりました。津川の店もこれまで通り続けられるとのことです。
二年後。
珠子はキッチンカーで働いていました。
紀之は世界を渡り歩き、YouTuber的なものとして活躍。
お爺ちゃんの会社は敬一郎が継ぐことになり、珠子と紀之は結婚できることになりましたーー
おしまい!
感想
ハッピーエンドでよかったという気持ちはあるのですが、なんともあっけない幕切れだとも思いました。
以前紀之が「園田家を継ぐのは敬一郎でよかったんじゃないのか?」と珠子に聞いていて、
読者的にも「そうだよなー、なんでダメなんだろう?」と思っていたので、
何かの伏線かと思いきや、何にも無かった。普通に敬一郎が会社を継ぐことになりました。(園田家は継がないけど)
お爺ちゃんは、紀之の弟であるヒロちゃんと仲良くなりすぎていたので、津川家を路頭に迷わすことがどうしてもできなかったようです。
むしろお爺ちゃんよりもよっぽど珠子のお母さんの方が歪んでいるかもしれません・・・。
素敵だなーと感じたのは、珠子がキッチンカーを始めて働いていたこと!珠子の魅力にさらに磨きがかかったように見えました。
せっかく特技があるのに、社会と関わらずに家の中だけで過ごすなんてもったいないです。と、紀之も思っていたはず。
紀之が動画の中で「大学からつきあってる彼女がいます」と宣言していたのも感動でした。きっと珠子が動画見てくれるだろうと思って発信したのでしょう。
最後はお爺ちゃんが紀之さんに「珠子と結婚してくれ」とプロポーズ・・・
だんだん、この「ハコイリのムスメ」という作品がお爺ちゃんの成長物語に見えてきました。
他人(主にヒロちゃん)と関わって、人の心を取り戻したんだね。よかったねお爺ちゃん。
それにしても、海外から帰ってきた黒髪もじゃもじゃのデカいバックパック・・・・誰かいましたよね、こういうの。
・・・小野だ。微糖ロリポップの。
というわけでハコイリのムスメは完結です!面白かった!
次号は番外編とのことですよ〜。とっても楽しみです。
12巻出てます。