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Maria クッキー

『『未』成熟』/Maria 22話 (クッキー9月号) ネタバレあらすじ・感想

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『『未』成熟』/Maria 22話 (クッキー9月号) ネタバレあらすじ・感想です。


いつにも増して「百合が何言ってるのかわからないぞ?」という感想を抱いたのは私だけでしょうか?


 

ざっくりあらすじ



快陽と千暁のラブラブ風呂シーンから始まります。


幸せに浸る千暁ですが、やっぱり今までの継母・百合とのことを思い出してしまう。


百合が乳がんで手術をしたという事実を知らなかったことで、自分も百合を傷つけるような発言をしていたことを自覚します。

(はっきり言って、百合に比べたら全然大したことないんですが)

 

家では、百合と道男(千暁父)が二人で話し合い。

 

道男は百合への深い愛情を伝えます。

 

途中から大倭も加わり、道男は百合に「千暁に謝り、伸人(百合の元夫)に二度と会わないと約束してくれたら今までのことはもういい」と話しますが、

 

百合は拒否

 

「諸悪の根源は叶実(千暁母)なんだから私には謝る必要がない」(←なんで???

と言います。

 

 

そこで大倭が割って入り、

「離婚になったらトーサンにつく」と告げます。

 

百合、錯乱・・・。

あれほど溺愛していた息子・大倭に往復ビンタを延々繰り返し、「あんたなんか産まなきゃよかった」とまで言ったところで父が大倭を守ります。

 

 

ここからの百合の言い分がなんだかよくわからないんですが、

「粘着質 極端な拘り 執着心の強さ (中略) そんな人間性で生きてくなんてあたしなら耐えられない」

 

(↑エ、あんたのことだよね?耐えられないどころか嬉々として生きてきたよね?)

 

「因果応報って本当にあるのよ 人を傷つけたり裏切ったり そーゆーの全部自分に返ってくるの」

 

(↑これもあんたのことだよね??)

 

「しっかり肝に銘じておくのね」

 

(↑ウン、あんたがね?誰にゆってんの??)

 

 

そして翌日百合が出て行こうとするまさにその時、千暁が家にやってきます。

 

「今まで知らずに傷つけてきてごめんなさい」

「育ててくれてありがとう」

 

と百合に言います。

(千暁、どんだけ大人なんだーーーー!?)

 

百合はこれに対し

「これまであたし(中略)人に迷惑かけたりってできなくて」

 

(↑どっちかと言うと迷惑かけたことしかなかったよね?)

 

「人に気を遣ってばっかだったけど」

 

(↑常に自分のことしか考えてなかったよね??あれ?)

 

これからはわがままに自由に生きてみるね

 

がまま放題だったじゃねーか!

 

と告げて去って行きました。

 

次回。

感想

読んでいて、百合へのツッコミが忙しい回でした。

 

ところどころ、納得できるところもあったといえばあったのですが。

 

 

道男がなぜ百合とずっと一緒にいたのか。

一目惚れだそうです。

 

これ言われると、うーん仕方ないかな〜と思って・・・

恋愛とはそういうものですものね。

 

百合を守る、一緒に生きていくと決めたらか、今までずっと百合を支えてきたわけです。

 

道男がどうしようもなく百合に惹かれたのなら、百合が伸人のことだけしか見れないのもまた有り得る話なのでしょう。

 

でも、道男が理屈抜きで百合に惚れて、

その後何があっても百合をかばってきたっていうのは美しい愛なのかもしれないのですが、

自分の子供である千暁のことは何も考えていないんですよね。

 

せめて、過去に母親(千暁のおばあちゃん)が

「千暁を連れて出て行く」って言ったときに、千暁を行かせてあげて欲しかった。

 

恋愛を優先しながらも子供も手放さない、ってのはそりゃあさすがに強欲なんじゃないか道男。

 

まあとにかく、道男の百合への愛は本物だったのでしょう。

 

百合は道男に対して恋愛的な気持ちはなくとも、

家族愛くらいは芽生えていて欲しかったな、というのが道男および多くの読者の最後の希望だったのではないでしょうか。

 

でも、ダメでしたね・・・。

 

 

あんなに散々嫌がらせされていた千暁が、百合に謝りに来たシーンはもう驚きでした。

 

人間として出来すぎていて、ただただ感心。

 

千暁のブラジャーを切り刻んだり、お風呂でバッタリ出会ったときに激怒してたこともそうですが、

派手そうな女なのにいつもラインゆったりめなワンピース着てたことも、乳がんで手術を受けたことが原因だったんだな〜と納得しました。

 

とはいえ、乳がんだったからって娘のブラジャー切る人いないだろうけど。

 

 

今回印象に残ったのは、大倭の泣き顔です。

 

実の父親がクズ中のクズで、母親までサイテーでしかも拒絶されて・・・

もう辛くて悲しくて、どうしようもなくて不安で、失意のどん底だと思う。

 

 

百合が千暁に謝らないと断言したとき、大倭は

「俺はトーサンの味方だ」

「トーサンと離れたくない」

と言いました。

 

ここは千暁の名前を出さずに、義父だけを引き合いに出したのが良いと思いました。

 

「トーサンと千暁の味方だ」って言われてしまうと、

ちょっと下心を疑ってしまうので。

 

以前から、離婚になったら大倭はどうなるんだー!?と心配していました。

 

 

でも、大倭にとっては、物心ついた時からずーっと道男が父としてそばにいた。

 

優しい性格の子に育ったのも父のおかげだと思うし、

血が繋がっていなくとも本当の親子であり、これからもやっていけるだろうと思いました。

 

 

母である百合に拒絶されたのはショックだったと思うけど、逆に良かったんじゃないですかね。

 

人格最低&職なしの母親と一緒に路頭に迷うくらいなら、このまま道男のもとにいたほうがいいに決まってるじゃないですか。

冷静に考えて。

 

 

最後、千暁に謝られたときの百合の表情は、これまでになく穏やかでスッキリしているように見えたのですが・・・

勘違いかなあ・・・

 

 

本当にこのまま百合が退場するのかも、まだわかりません。

 

先が気になります。

 

5巻出てます。

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