『海街diary』、以前映画を見たので、漫画の方も気になっていました。
コミックシーモアで1〜2巻が無料だったので、読んでみたらとても面白く、結局全巻買ってしまいました。
サチ姉の不倫について詳しく描かれていた
サチ姉は一番上のお姉ちゃんで、映画では綾瀬はるかが演じていた役です。
映画を観た時は、「おまえいつもえらそ〜に説教しといて自分は不倫かよ、、」とちょっと幻滅してしまったのですが、
さすがに原作の方ではもっと詳細に丁寧に説明されていて、納得できました。
「好きになったら理屈じゃない」というのが強調されてましたね。
また、「私が奥さんだったらこういうことされたら嫌だと思う」と、自分がしていることと考えることの矛盾に苦しんでいる様子も見えました。
サチはものすごくしっかりしたお姉ちゃんだけど、完璧じゃない。ちゃんと人間らしいところがあって、むしろ安心です。
最終的にサチと恋人同士になったヤスは、サチが既婚医師とデートしているのを見てとてもショックを受けていたのですが、
逆にそのことで余計にサチへの気持ちが盛り上がったんじゃなかろうか。
4人姉妹の仲良しぶり
映画よりも、原作の方がもっと「4人の結束の強さ」が描かれていた気がします。
うろ覚えなのですが、映画では、サチと佳乃が喧嘩しているとき、佳乃が
「すずを引き取ったのだってお母さんへの当てつけじゃん」
みたいなことを言っていた気がするんですが、あれ私けっこうショックだったんですよね・・・
やっぱりサチは正義感からすずを家に来るよう誘って、佳乃は嫌々だったのかな〜とか思って。
原作にはそういう発言は全くなかったです。サチはじめ、みんなすずを心から歓迎していました。
すずが引っ越してきてからも、ごく自然に「家族」になっていましたし。
風呂にカマドウマが出たときの佳乃の「おねえちゃ〜〜ん」が毎回かわいい。
4人で仲良く鎌倉の一軒家に住んで、とても素敵でした。
最後にすずが家を出て寮のある高校に進学するのは、まるで自分も家族かのようにさみしかったです。
まだまだ「鎌倉での4人姉妹」を見ていたかったけど、でも前向きな決断なのだから、それで良かったんですよね。
田舎あるあるな狭い社会
最終的に、
・サチはすずのサッカーチームの監督とくっつく
・佳乃はすずのサッカーチームのゴールキーパーの兄とくっつく
ってもうすごいですよね。狭さが。
でも、私は鎌倉よりもずーっと田舎なところに住んでますが、こんなウソみたいな話がよくあります。
同級生のダレダレとダレダレの姉ちゃんが・・・とか、
ダレダレの友達とダレダレが・・・とか、ザラにあります。
飲み屋でばったりなんかもしょっちゅうです。
田舎のこういうところを良いととるか悪いととるかは人それぞれですが、フツーは嫌ですよね(私も)。
まとめ:鎌倉に行きたい。
読み終えたら、ものすごく鎌倉に行きたくなりました。
路地探検したい。
『海街diary』は全9巻です。
映画も良かったですよー。