『ハコイリのムスメ』番外編/池谷理香子(クッキー1月号) ネタバレあらすじ・感想です。
番外編と言っても、ちょっと付け足したという程度のものではなく、とても濃いお話でした。
大満足です!
ざっくりあらすじ
主に、珠子のお爺ちゃんの心の内を描いた番外編でした。
幼少期は唯一の息子として跡取りとなることを義務付けられ、自分もまた結婚後に息子を持つことを期待していました。
しかし、妻(珠子の祖母)は、娘を一人産んだ後は出産ができない身体になってしまい、当時は夫婦ともにかなり落ち込んだようです。
さて珠子と紀之はというと、順調に結婚生活を送っています。
紀之はたまにしか帰ってこないものの、二人の絆は強く、何の問題もありません。
さらに!なんと!珠子が妊娠しましたー!おめでとう!!!
結婚2年目とのこと。
お爺ちゃんは、かつて娘が生まれた時も、孫の珠子が生まれた時も、女の子ということで内心落胆していたそうです。
そして今回、珠子の子供も女の子だったのですが、新生児室に並ぶ赤ちゃんたちや自分のひ孫を見て、「全ての赤ん坊が可愛いに決まってる」と涙ぐむのでした。
前号の最終回の感想でも書きましたが、やっぱりこれはお爺ちゃんの成長物語だ。
感想
とにかく、珠子おめでとう!!!珠子大好きなので本当に嬉しい。
良いお母さんになると思います。
学校行事にお爺ちゃんがほとんど来てくれなかったことについて珠子が本心ではどう思っていたのかはよくわかりませんが、
紀之は我が子の運動会などに意外と参加しそうなので、仲良し夫婦で楽しく子育てできそう。
もちろん紀之は引き続き世界を飛び回る仕事を継続するでしょうが、結婚記念日にはちゃんと帰国している様子が描かれていたので、きっと子供の行事などにも合わせてくれるでしょう。
やっぱり珠子をもっと見ていたかったな…と思いつつも、もう波乱とかなく平和に暮らしてほしいので、連載終了は寂しいけど受け入れます…!
さて、池谷先生の今後の予定はどうなるんでしょう。特に告知はありませんでした。
以前はもう少し上の年齢層向けの漫画を描かれていて、「若い世代とこれ以上年齢差が広がる前に、若い子向けの漫画を今描いておこう」と思った、というようなインタビューか何かをどこかで見ました。
個人的な印象ですが、これについては前作のシックスハーフが集大成だったのでは、と思っています。
シックスハーフのヒットで、同じクッキーでハコイリのムスメを描くことになったけれども、次は上の年齢層向けの漫画に戻るんじゃないかな〜と思わなくもない。。
いずれにせよ私は池谷先生の作品が大好きなので、どこの雑誌でも良いから読みたいです!
12巻出てます。最終巻の13巻は2022年1月発売予定です。