『はじめてのひと』/谷川史子 21話 (ココハナ5月号) ネタバレあらすじ・感想です。
花房、やっと起きたかーーーーッ
という感想でした。
スッキリした。
ざっくりあらすじ
相変わらず、エマとの結婚を煽ってくる親友の吉田。
あれこれと結婚の魅力を語ってくる(まだ結婚してないのに、、)が、
花房はやっぱり全然乗り気になれない。
帰宅すると、エマがルンルン気分で料理をしていた。
花房を実家に連れて行くことになって上機嫌のようです。
(エマと花房の温度差がすごい)
最後に、花房は「俺と別れてください」とやっとこさエマをフります。
よくやった!
次回に続く。
感想
結婚について熱く語る吉田は、もうツッコミどころ満載でした。
まず
「身を固めるって悪くないぞ」
って、結婚式すらまだやってない、全然固まってない人に言われても、、
あと、結婚したら嫁がずっと一番の味方になってくれるとか、
毎日仕事で疲れて帰ってきたら笑顔で「おかえり〜♪」って迎えてくれるとかね。
甘い。甘すぎる。
嫁だって生きてるのだから、日々イライラしたり、悲しいことや困ったことがあったり、
自分の人生でいっぱいいっぱいなことに変わりないのに、毎日旦那を笑顔で支えるなんて無理に決まってるだろ。
それに、ホイホイ味方についてくれる人ってちょっとしたキッカケで敵に回りそうですけども。
特にエマのような気分屋さんの場合は。
まあ〜そんな脳内お花畑状態な吉田ですが、
花房の北別府への特別な思いを指摘してくれたのは大きかったです。
吉田以上に頭ボ〜ッとしてる花房なので、
「気になってる人に失恋した」とハッキリ誰かに言ってもらわないと自分では気づけなかったんですよね。
確かに「恋」って感じでもなかったけど・・・
「彼女にしたい女」と「一生となりにいてほしい人(結婚相手)」の違いということでしょうか。
帰宅してから、エマのことを何度もじ〜っと見つめる花房でしたが、
私なんかは「もしかして、改めてエマの存在が大事だということを再確認したとか!?」とほんのちょっと思ったんですが、
違いましたね。
エマをじ〜〜っと見つめて真剣に考えた結果、
やっぱこいつじゃねーわ
と結論づけたんだと思うと、エマが不憫になってきます・・・
せっかく美味しい煮物作って、見つめられたらニッコリ笑って、
「一緒にいてくれてありがとう」と殊勝なことまで言ってまでがんばったのにね。
ムダだったね・・・。(いやむしろ逆効果だったのかもしれない)
とはいえ、花房が結婚に全然乗り気じゃない、それどころか
「エマに対してほとんど興味がない」(彼女なんですけどね・・・)ことにエマは勘づいていたわけで、
わかっていながら花房の気持ちを無視して強引に外堀を埋めようとしていった(実家に連れて行こうとした)ので、
自業自得だと思います。
婚約していたわけでもなし、まだ親にも会っていない段階なので、
このタイミングで別れを切り出した花房は誠実。
エマのようなタイプの女性には、もっともーっと合っている男が他にいるはずです。
さて、今回北別府さんの登場がなかったのでさみしいですが、
北別府さん!コーヒー攻撃めっちゃ効いてたよ!!と報告してあげたい。
一見関係ないような、ちょっとしたことが忘れられなかったりするんですよね〜
グアテマラ、どんな味なんでしょうか?飲んでみたいです。
しかし前回の感想でも書きましたが、やっぱり花房と北別府さんが一緒にサウジアラビア行くイメージはできない・・・
「彼女と別れたばっかりの人」って、北別府さんが拒否感示しそうな気もしますし。
〇〇年後にとぶパターンは私はあまり好きではないのですが、
そういう展開になるんでしょうか。
また次回まで2ヶ月待たなければいけませんね・・・うう・・
4巻出てます!
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