『モーメント 永遠の一瞬』/槇村さとる 58話 (ココハナ11月号) ネタバレあらすじ・感想です。
ざっくりあらすじ
東日本大会会場に到着したレイコと雪。
レイコはコーチになってくれるとはまだはっきり言っていないようですが、練習や気持ちのコントロールなど、雪を全面的にサポートしてくれています。
常に「レイコが見守ってくれている」と感じ、安心して滑る雪。よっちゃんとダイヤも応援に駆けつけてくれました。
良い調子でリンクでの練習を終え、ロッカーに帰ると、他の選手に「あんたが来なければ私が全日本だったのにー!」とののしられます。
次回へ続く。
感想
「雪らしい雪」が盛りだくさんな回でした。
まず、練習でいきなりトリプルアクセル跳んじゃうところ。
この人、前からこうだったよね。滑り出して「いい感じ!」と思うとついピョーンと跳びたくなるんでしょうね。
あとは最後の女子同士のいざこざですが、
フェアな試合なんてないと言い切っちゃう雪。雪らしいし、もう清々しい。
確かにそうかも・・・。
でも、こういうゴタゴタには雪は慣れきってる。ジュニアのときも、ロシア留学中も散々な目にあってきましたから。
現実でも、才能ある人はこうやって妬まれて疎まれて大変なのでしょう。。
ていうか雪に恨みごと言ってた女子選手が頭につけてるのがハチマキに見えたのは私だけでしょうか。
さて、レイコは一応まだ現役を引退していないと思うのですが、完全に雪のコーチの立場になっていました。
よっぽど「この子を支えたい」とか、感じるところがあったのでしょうか。
「見守られている」「支えられている」というのは、かつてはママもそうだったはずなのですが、
やっぱりママとは違うんでしょうねえ。
今回応援に来てくれたのはダイヤとよっちゃん。
よっちゃんが来てくれて良かった。雪とよっちゃんにはずっと友達でいてほしい。
そして、ママが来てないというところもまた良いと思いました。
それぞれ自立しててかっこいいです。
さて、雪は「バンクーバーを逃したらもうチャンスはない」と自分にプレッシャーかけてますが、
実際はバンクーバーには出れないわけですよね。雪が出るのはソチだから。
前回、雪が滑り方を根本から変えているという描写があったので、それで不調に陥るのかなと思っていたのですが、そういうわけでもなさそう。
ここからまた何か波乱があるのかと思うと恐ろしいです・・・
11巻出てます。